担任、爆発

けんけんの担任の先生は、先輩たちの話によると、地雷男らしい。
普段は熱血なだけだが、スイッチを踏むと、ドッカーン、といううわさだったが、そういう姿はないと言っていた。
それが今日、体育が終わって、貴重品袋を先生が持ってきてくれるころ、


コラァァァ!


Σ( ̄ロ ̄lll) ビクンッ
けんけん達クラスメイト、あわてて現場である廊下を覗き見。
|柱| ̄ー ̄)ソーッ
そこで見たものは、デコピンの天才くんが、友達のデコに青タンを作ったとかで、こってり絞られていた。
この学校、生徒たちの叱られ話は多いが、すべてしっかりと納得が行く。 たぶん、けんけんがこってりやられても、たぶん「そりゃキミが悪いよ」で終わりそうな気がする。
そして意外にも、小学校時代、先生の怒鳴り声にビビりあがっていたけんけんが、これらの光景に怯えていない。
もしかしたら、けんけんにとって、とてもいい学校に出会えたのかもしれない・・・と思った。

評価

けんけん中学は、勉強した時間や、反省点などを記すノートがある。 そこに堂々と「息抜きしてしまった」とか「勉強時間ゼロ」とか書いている。
でも、先生はそれをきちんと評価してくれた。
「嘘で塗り固めた報告ではなく、正直に書き、それを反省できることはすばらしい」と。
でも、がんばれよ!と、持ち上げるところと、落とすところのメリハリがしっかりしている。
すごく明瞭で、いい感じ!

ほろり

宿題を終えたけんけんが、小学校の卒業文集を持って部屋から出てきた。
「宿題が終わって、ふと手にとったら、なつかしくなった」
と。 どうも別れた友達と、ほとんど交流がなくなってしまったことに、寂しさを覚えている様子。
まぁ… これは予測の範疇だったけど。
こうやって、出会いや別れを繰り返して、いろいろ感じて、考えて大人になってゆくんだよね。
制服着たからハイ大人!は、交通機関の運賃くらいのもの。
中学生だから… とか考えずに、いっぱい悩んで、ゆっくり大人になれ(*^-^*)