遅刻の日

今日は、まったくダメ男だった。
前夜の喘息のひどいことひどいこと。 久しぶりにやってくれましたなぁというくらい。
小児科へ行くとするか…
かかりつけのヒロ先生は、よく話を聞いてくれる。 ブツブツと症状を訴え、来る道の乗り物酔いのことまで詳細に報告していた。
ママ子が人間失格人生を歩んでいることも、熟知してる先生である。
先「優しい子はね、仕方ないのよ。 お母さんも同じ気質だしねぇ」
・・・あ、言葉、選んでる。 ちょっと先生テクニシャン?
まぁ周囲から支えながら、ダメなら学校なんぞ行かんでもいいし、って感じで進めて見る。
担任のまちゅだ先生にも、「ちょっと今、つらいみたい〜」と簡単な理由と、出てくる症状を伝え、午後から登校した。


そうそう、小児科帰りに死にそうになったけんけんである。
吸入を終えて、会計をしていると
「早く、今すぐ帰る。 待てない、気持ち悪い」
と訴えるけんけん。 この場合、通常は病院待機の方がいいんじゃないのかい?と説得するが
「かえりたい、早く帰りたい、いますぐ〜(ρ_;)」
完全なる情緒不安定男である。 家で落ち着くなら、家へ向かう。
帰り道の車の中で、ひどい咳が続き
「まだ? まだ家、見えない?」
車で10分がつらいらしい。 なんとかたどり着いたが、9階まで帰ろうにも、咳き込むばかりで、歩きも抱きかかえもできない。
「ええいっ、人目など気にせず座りこめ! 楽な姿勢を取んなさい」
というと、冷たいアスファルトのうえに体操座り!
こ・・・これは痰を出そうともがいている??
排水溝の近くに移動させ、ポケットティッシュをもたせ、背中をトントントントン叩く。
「ふぇっ、くるひぃよぉ( ┰_┰) 」
グァホッ、グァホッ←もう咳の域ではないが、そろそろきそう。
赤ん坊をゲップさせる要領に持ち替えて、背中をトントン叩く。 けんけんも必死に頑張る。
「降りる!」
テッシュを掴み取り、口にあてがう。
でた〜(*´∇`*)
その時は必死だが、冷静にあたりを見渡すと、そこは駐車場敷地内、チャリンコ置き場横。
はっきり言って、不審者である。
まっぴるまから、怪しくてすんません。 通行人がいなかったのが幸いである:苦笑