自己解決の男

レッスン中、けんけんが「パソコンのなおしかたを教えて欲しい」と聞いてきた。
「調子が悪いなら、リカバリCDというのを入れなさい。 自動で買ったときと同じ状態に戻してくれるから」
と教え、レッスンをしていたが、どうも雲行きが怪しい。
PCと格闘するけんけん。
小学生の行動じゃないよなぁ…


レッスンが終わり、夕食になって、会話を交わしているのに、PCのことは何も語らない。
これは性格である。 余計なことはペラペラ喋るが、必要な「助けを求める」ということが、頭をかすりもしないのだ。 なので、キャラが違う大人だと「ああ、解決したのね」くらいで終わる。
そして、本人は自分で解決しなければならないと思い込み、もくもくと出来もしない作業に没頭して、劣等感にさいなまれる。 ちょっと言えば済むことを、自己解決しようとすると、あれもこれも抱え込むことになる。 周りが期待してないことまでも…
どうもけんけんも、その傾向があるっぽい…
つついてみる。
マ「PC解決した?」
け「ううん…明日またやるから…」
ああ…、たぶん自分が壊したと思ってるなぁ…違うよ、けんけん。 けんけんのPCが動かなくなったのはソーテックだからだよ!!


でもさ、問題はPCが寿命や、ショボイから壊れたのか? けんけんがぶっ壊したのか? ということよりも、本当に大事なことは「格闘はしてもいいから、後は片付けいっ!」っちゅうことなんだなぁ。 何が大事で、何が大事でないか。 何に助けを求めていいか、何は自己解決すべきことか。 わからないままに大人になった母親に育てられているけんけんは、大変だろうな。


あ、PCみてやらなきゃ(。−_−。) 修理に出すカネはないぞぅ